義歯で咬めます。舌圧検査から分かってきたこと
オーラルフレイルは口腔の虚弱という言葉です。歯の本数が少なくなりますと咬む力が衰えてきます。これを放置していくといろいろな口腔の機能も衰えていきます。このオーラルフレイルは適切な歯科医療処置により改善が出来ます。元に戻すことも可能なのです。
オーラルフレイル状態を放置していますと、オーラルフレイルは全身のフレイルに繋がります。全身の虚弱状態になりますと元に戻せませんし、医療費も相当かかることになります。そのため今オーラルフレイルを改善することが全身の健康上でも医療費抑制でも重要だと認識されています。オーラルフレイルを早期に発見して改善することが重要なのです。
このオーラルフレイルのチェックに活用している検査が舌圧検査です。舌圧測定器で計測するのですが、少し要領が要ります。ここがポイントですが、手際よく計測できますと基準点をクリアするかどうかです。要領が悪い場合や、歯の本数が20本以上あったとしても咬む力の弱い人は舌圧検査の基準点を越えないことがあります。この場合他の要素を含めてオーラルフレイルか否かの判断をします。
歯の本数が20本以上残存していてもフレイルという判断をしないといけない方がいます。一方で、上下顎の残存歯が少ない場合や、上下無歯顎の方でも装着している義歯がしっかり機能しているとき、舌圧検査で基準を上回る数値が出てきます。この場合歯数はフレイルチェックの該当項目になりますが、他のチェックポイントをクリアして多くはオーラルフレイルに該当しません。こんなとき提供した義歯がしっかり機能していることが分かります。そんなとき提供したものとしてすごく嬉しくなります。
舌圧検査から分かってきたこと 義歯で咬めます。義歯で咬むことを諦めず、ご相談ください。

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