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口腔ケアとインフルエンザ予防
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中国武漢で発生した新型コロナウイル肺炎はまだ感染拡大中。感染者拡大のピークが中国の研究者によりますと2月といわれていますがどうでしょうか?まったく余談の許されない状況です。新型肺炎での死亡者数も中国本土で1000人を超え未知のウイルスへの恐怖心が人々をむしばんでいます。こんな状況下、アメリカでは新型肺炎より今流行しているウイルス性疾患があります。それがインフルエンザ。
今冬のアメリカでのインフルエンザ罹患者数は2000万人以上で死亡者数は12000人以上。新型コロナウイルスによる死者数より2月半ばの段階ではインフルエンザによるものの方が断然多い状態です。インフルエンザにはワクチンがあり、年ごとに流行りそうなインフルエンザウイルスの型を決めその型用のワクチンを作製し接種をします。そのためワクチン接種でインフルエンザ罹患なしとは言い切れません。また一度インフルエンザに罹患して免疫を獲得しても、この免疫は4カ月ほどしか効かないといわれています。
アメリカでは今のところインフルエンザの方がかかったら死に至る可能性があり、新型コロナウイルスよりインフルエンザウイルスの方が恐ろしい存在です。インフルエンザウイルスに対しワクチン接種、日ごろのうがい手洗いそしてマスク着用が予防的方法ですが、このほかもう一つ簡単ですが有効なことがあります。これが口腔ケア。
口腔内には天文学的口腔細菌が棲みついています。数百種ある口腔細菌のある種がインフルエンザウイルスの上気道粘膜への吸着の手助けをしているといわれています。そのため口腔細菌の絶対数を減らすことが有効です。口腔内は常温36℃前後で細菌の培養にはいい環境です。しかも就寝中は唾液分泌も少なく細菌が繁殖するには断然いいです。
就寝中の細菌増殖を抑えるため、就寝前に細菌総数を減ずるための口腔ケアそして就寝中に増加した口腔細菌を減らすための寝起きの口腔ケアが重要です。たかが口腔ケアされど口腔ケアです。お試しあれ。 |
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