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公的保険と民間保険
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最近ペットを飼い始めました。ペットも生き物ですからけがや病気になります。このペットの病気やけがに対応する保険は公的なものはありません。ペットが病気などをした場合、動物病院で全額自費での支払いということになります。これでは支払いが莫大になるということで、ペット保険などの民間保険が存在します。
ペットも歯周病やカリエスになり、歯石沈着にもなります。例えば歯石除去では全身麻酔下での処置になり、医療費は10万円以上必要といわれています。この高額な医療費を賄うのが民間保険であるペット保険です。契約状況にもよるでしょうが、ウチの場合医療費の3割負担という契約です。
ペットにかかわる民間保険は、アメリカの歯科医療に関する医療保険と同じようなものです。アメリカでは歯科診療に多くの場合公的保険がありません。そのため民間保険に加入して、歯科治療が必要になったときに賄うということになります。
日本において歯科診療では公的保険が幅広くカバーされていて、国民に大いなる恩恵となっています。ただ、歯科医療費に関してはかなり安価に抑えられていて、アメリカの十分の一の値段設定です。アメリカでは歯科医療は公的保険がほぼないため、自由診療となり歯科医療の価格が高止まり状態です。アメリカ人のなりたい職業の第一位が歯科医師というのもうなずけます。歯科医師がワーキングプアーと称された日本とは雲泥の差があります。
日本でペット産業の売上が1兆円をはるかに超えたということです。歯科医療費の伸びがなかなか大きく上向かない中、そのうち年間売上額においてぺット業界に追い抜かれるのではと危惧したりします。 |
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