|
審美歯科はアート
|
|
美しい歯、それは誰もが憧れるものです。審美歯科は美しさを追求する歯科の一部門です。審美を追及していくとやはり材料的な問題が出てきます。天然なものに近づけるには材料が「いいもの」でないといけません。「いいもの」はやはりというか保険診療対象外で自由診療部門になります。
審美というとジルコニアやポーセレンのような審美性に優れた材料が必要です。これらの材料は自由診療扱いです。このジルコニアなどの材料を使って審美修復していきます。材料は優れていても、やはり人の手による造形が重要です。この造形は彫刻と同様で、いきいきとした歯の形を作り上げなければいけません。ここに歯科技工士さんの腕が必要になります。
形態や色調をいかに一人ひとりの個性に合わせていくか。歯科医師による歯の支台形成も大切ですし、あとの型を採った模型での歯科技工士さんの美的感覚溢れた造形も重要です。ひとつも手抜きの許されない世界です。出来上がった修復物は審美的に優れているのは勿論、機能的にも優れていないといけません。まさにアート作品を手がけるがごとくの繊細さが必要なのです。
上顎前歯部にごついコテコテの修復物を見かけることがあります。ごつく分厚いですので存在感はありますが、繊細さは微塵も無い感じで、多くの場合下顎運動をあるところで阻害しています。いくら自由診療で装着した修復物でも、アートには程遠い感じです。
審美歯科を希望される場合、自由診療ですので費用がややかかります。その費用も自由診療ですので各歯科医院でまちまちです。単に値段や総費用だけで判断するのは早計で、審美への歯科医師や歯科技工士さんのこだわりが重要なポイントであることをご理解ください。 |
|
|