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構造物(歯科修復物)とメインテナンス

瀬戸大橋が開通して30年の今年2018年、イタリアでは高速道路の高架橋が崩落して多数の死者が出ました。原因ですが海風による金属の腐食の可能性があるようです。日本でもインフラの老朽化による事故が発生しています。構造物は作った瞬間から消耗して老朽化していきます。そのため点検や補修が欠かせません。いわゆるメインテナンスが必要です。
 
橋などのインフラとはスケールが違いますが、歯科修復物もやはり装着した瞬間から消耗が始まります。固い食材や酸性食品を好む食生活によるもの、食いしばり・歯軋りなどのブラキシズムによるもの、噛み癖・かた噛みなどの習癖(態癖)によるもの、そして口腔衛生環境などで、歯科修復物も経年的に劣化していきます。
歯科修復物を装着したのでこれで暫くいや一生安泰とは考えないでください。作った瞬間から消耗がスタートしていきます。いつか補修や取替えが必要になることもあるということを正しく理解しておく必要があります。
少しでも長く歯科で作製した修復物を快適に使用するため、メインテナンスが大切になることを理解しておく必要があります。口腔内細菌によるカリエス・歯周病でもそうですが、やはりかかりつけ歯科医院での定期チェックが重要です。

番町歯科クリニック
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