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高松ブリッジ(讃岐ブリッジ)
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2020東京五輪・パラリンピックを控え訪日客が右肩上がりに増加しています。インバウンド(訪日外国人)の風といいますかこの勢いは衰えることはなさそうです。
観光立国を目指している日本ですが、訪日客の中には高度な先進医療を受診する目的の方もいます。いわゆる富裕層の方たちです。こういう方はやはり東京などの大都会のクリニックなどを好むと思われます。
四国の高松市ですが東京から見れば一地方都市。その地方である高松市や香川県三木町などで、かつて高松ブリッジや讃岐ブリッジと称された修復物を装着する歯科医院が存在しました。今もあるかもしれません。これはまず当該歯科医院を受診し、多くは観光している間に歯科医院で修復物を製作して観光終了時に再度受診して修復物を装着して帰路に着くというシステムでした。修復物装着希望者にとっては、費用は自費扱いですが、短期間で治療可能で、その上お遍路さんなどの四国観光も出来るということで、願ったりかなったりのものかもしれません。ただし、この治療法は歯科医学的には疑問符が付きます。
高松ブリッジや讃岐ブリッジなど歯科関係で地方の名称がついたケースは無いと思われます。行政が香川県を「うどん県」と称してはいますが、歯科医療において「高松ブリッジ」「讃岐ブリッジ」と呼ばれるものが存在していたもしくは存在するそしてそのことを全国の歯科医療人や歯科医療希望者(ある層の患者さん)に認識されていたこと自体特異的です。
インバウンド(訪日外国人)向けの何らかの新しい歯科医療サービスを「高松ブリッジ」「讃岐ブリッジ」の伝統ある香川県ですので、作り上げたらいいなと思います。 |
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