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歯科の予約制
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多くの歯科医院では予約制を採用していると思います。歯科医療はかなりの部分経過を追っていかないといけませんし、義歯等の修復物作製でも段取りをつけて仕上げていく必要もあります。そのため前もって計画的な治療プランが必要になります。
治療プランが必要ですので、患者さんの来院もプランに従って行います。そのためにも「いついつ以降お越しください」的な次回来院を促すことになります。その際の治療時間も概ねですが推定します。これらのことを鑑み、予約制にした方が患者さんにとっても、医療提供者側にとっても有益なのです。
有益なはずの予約制ですが、困ったことがあります。それは医療提供者側の患者さん各自への治療時間配分がうまく行かなかった時。臨床では当初想定していないことが起こることもあります。時には予約なしに新患の方が来院されたり、気になるから診てほしいと急に来院されることもあります。このときは予約時間にご来院の患者さんをお待たせすることになり、心苦しい限りです。
そしてもう一つ不具合があります。患者さん側の当日予約キャンセル。いわゆるドタキャンです。これは困りもの。予約制ですので、ドタキャンされますと予約されていた時間がポッカリ空きます。当日キャンセルではホテルやJRにおいてはキャンセル料が発生したりしますが、歯科医院ではキャンセル料徴収はほぼないと思われます。かといって気楽にキャンセルされるとやはり困ります。またうっかり予約していたことを忘れていたということもありますが、メモやカレンダーに書き込むなどしてうっかりミスをなくして欲しいものです。
突然の不幸や病気などやむをえない場合、当日キャンセルも仕方ないと思います。これらはいたしかたないことですが、通常の場合やはり予約をされた以上責任を持って来院していただきたいものです。予約制を採用している事業所の共通の願いです。 |
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