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義歯の複数所有

歯を失ったとき選択する修復方法のうち、古くからある確立された方法が有床義歯いわゆる入れ歯です。義歯というとややイメージ的にネガティブで、義歯を装着しているのを人に知られたくないと考える方が多いようです。インプラントを装着している人がインプラント装着を自慢するのと対照的です。同じように歯を失っているのに、不思議な感じです。
 
義歯の何がネガティブな思考にさせているのでしょうか?残存歯にかける金属製のクラスプと呼ばれるわっかが原因でしょうか?義歯を取り外したときに歯がないのが目立つからでしょうか?いずれにしても臨床をしていて不思議です。
 
眼が悪くなるとコンタクトレンズかメガネを利用します。コンタクトレンズはメガネを使わないための方法でしょうか。他方メガネを利用する方も多いです。そしてひとついえるのは、メガネをファッションの一部として捉え、メガネを複数所有してその日の服装や天候でメガネを替える人がいます。決して贅沢とはいえません。
 
歯を失ったときに使用する義歯ではどうでしょうか?使える義歯を複数所有している人ってどれくらいいるでしょうか?使えない義歯をタンスの引き出しにしまっているタンス義歯を複数持っている方は多いかもしれません。大切なのは使える義歯を複数持つことです。
 
複数というのはメガネのように数多く持つことではありません。2床あれば十分です。使っている義歯が予期せぬ故障(破損など)の際の代替用や咀嚼用とお出かけ用(審美優先義歯)を使い分けるなどです。審美優先義歯ではノンクラスプ義歯などを利用するのもいい選択といえます。
 
義歯はひとつでいいというのは余りお勧めしません。義歯がなければ審美的(前歯が無く見てくれが悪い)にも機能的(満足に咀嚼ができない)にも不具合な方は、義歯を複数所有することをお勧めします。可能ならひとつが丈夫な金属床義歯もうひとつがレジン床義歯もしくはノンクラスプレジン床義歯です。決して贅沢なことではありません。

番町歯科クリニック
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