〒760-0017
香川県高松市番町4丁目11番3号
お問合せTel 087-861-0008

継続的な受診の大切さ

「長く診ていれば分かることもある」つくづく思うことがあります。初診でご来院の際、主訴をまず治療します。その後はご希望に応じてお口の中全体で不具合なところを治療したりします。主訴並びに今の不具合なところを治療し終わったら、通常一度治療を終えます。
 
大切なのは、一度治療を終えても不具合を感じなくても、継続的に受診することです。受診の間隔は歯周病の進行程度、カリエスリスクの度合いなどで判断したらいいと思います。最短1カ月ごとから、3ヶ月間隔、6ヶ月間隔、安定している方では1年間隔でもいいと思います。いずれにしても信頼のおける歯科医院で継続して、お口のケア、チェックを受けることです。
 
かみ合わせに問題のある方は実は多いです。ご本人さんが気付いていないだけです。かみ合わせが不具合な状態でも一見悪く見えません。習慣性になっていますので、不具合な部分を多くは避けた咀嚼をしていて、それがあたかも生理的なものと見えます。この不具合を見抜くのが実は難しいです。かみ合わせが悪い状態で長く推移しますと、必ずお口のどこかにトラブルが生じます。症状が出てくる場所は顎の関節に近い奥歯(臼歯部)が多いです。歯がしみる、歯が痛い、歯が折れるなどの歯自体の症状から、歯が揺れる、歯茎が腫れたなどの歯周病の症状、また顎が痛いなど多岐にわたります。
 
かかりつけ歯科医として継続的に診ていきますと、これまで見えていなかったものが見えてくることがあります。かみ合わせの不具合の原因を見つけることもあります。受診ごとにチェックをしていき徐々に修正を加えることで、改善が図れることも多いです。
 
初診時にかみ合わせの不具合があった方で即座に改善がみられなくても、1~2年間隔の継続的受診をして、初診後10年程度を経てかなりの改善が見られた症例を最近複数経験しました。やはり「継続は力なり」です。信頼のおけるかかりつけ歯科医での継続的受診はとにかく患者さんには有益です。

番町歯科クリニック
〒760-0017
香川県高松市番町4丁目11番3号
お問合せTel 087-861-0008

許可なく複製を禁じます