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歯並び、かみ合わせの経年的変化
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歯は1日30ミクロン動くことを知っていますか?歯は骨の中に埋まっていますので、イメージ的には骨と強固にくっついているように思えます。しかし現実には違い、歯は常に動いているないし動く可能性があるということです。
歯が力を受けて動くから歯科矯正が成り立ちます。歯はお口の周囲の筋肉のバランスのよい位置に並んでいるのです。当初具合のいい位置に歯が並んでいても(歯並びが良くても)、頬杖、寝癖、噛み癖などの態癖、また欠損歯があると、経年的に段々歯の位置が変化してきます。二次元的な歯並びが悪くなると、三次元的なかみ合わせにも影響を及ぼします。
人は生きている以上、日々人体の構成要素の細胞も変化しています。変化していないものは無いのです。日々の変化に気づいていない、気づけないだけです。歯科医療においても、一度治療したお口の状態は変化していきます。多くの人工的修復物と、天然歯では物性が違います。この違いに気づきませんが、経年的には大いに影響がある可能性があります。
歯並び、かみ合わせは変化するものという認識を持ってください。決して1年前と同じではありません。日々変化する歯並び、かみ合わせをやはりチェックしていく必要があります。これが番町歯科クリニックで推奨している定期的なチェックです。今現在の有益な歯並び、かみ合わせを維持していくことが、歯科補綴物(修復物)の予後をより良くし、長く使えることにも繋がります。
しっかり歯科治療を受けたあとのメンテナンスが大切であることをご理解ください。 |
~歯並び、かみ合わせは経年的に変化する~ |
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