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歯医者に通っても
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~噛み合わせには個性がある。「診てもらっているのに・・・」と言われないために。~
定期的なお口のチェックにこられる方が増えています。すごくいいことでかかりつけ医として、対象者の方のお口の管理を続けています。ただ歯科医院に来院されてから次の来院まで1~3ヶ月間隔があきます。この間はそれぞれの方のセルフケアが必要になります。
セルフケアのための指導などをしていきますが、やはり各個人でしっかり取り組んでいかないといけません。これをおろそかにしますと歯周病やカリエスは黙っていてくれません。チェックに来ていてもお口のさまざまなトラブルは発生します。また、各個人で歯並び、噛み合わせ、噛み癖などで、個性があります。誰一人同じということはありません。この個性を見抜くことはなかなか一筋縄ではいきません。何年もお口のチェックでお付き合いしていて、あるときにその人の噛み合わせの個性を発見するということも多々あります。各個人の方が通常だとして使われている咬合、噛み合わせも条件次第でどんどん変化していくものなのです。変化に対応しないと、変化により不具合が生じてきた歯が悲鳴をあげて、各種いろいろな症状を発してきます。しみる、痛い、かんだら痛い、歯が欠けた、歯茎から血が出た、歯が揺れるなどなど。歯科ではありふれた症状ばかりです。
この辺に歯科臨床の奥の深さがあります。一般的な方が考えているより歯科臨床には奥深いところがあります。やっと臨床40年を経てこの深みが見えてきました。患者さんから「診てもらっているのに・・・」といわれないよう日々研鑽しています。治療を受けているのにしみるなどの症状がなかなか治らない。治療が終了しているのになにか口の中が変で噛みにくいなどの症状のある方、一度診させてください。少し時間を要すかもしれませんが、噛み合わせの個性を見抜きながら治療を進めていきます。 |
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