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かみ合わせが悪くなるとどうなるの?
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歯は骨の中に植わっています。それがゆえに硬組織である骨と歯が強固に結合しているというイメージを持ちやすいです。実際は歯の根の周囲にある歯根膜の存在があり、骨と歯は歯根膜を介してくっついています。それがゆえに歯は位置を三次元的に変化させることが可能です。歯科矯正治療が成立するのも人為的力により歯が動くからです。
さて歯が動くことでかみ合わせもそれに伴い変化してきます。歯が動いても生理的にうまく調和できていれば問題ありません。調和が出来なくなると問題が生じます。かみ合わせが不調和になりますと、生体からサインが出てきます。虫歯がないのに「咬みにくい」「咬んだら痛い」などもそうです。これらがあると歯科医院を受診する方もいると思います。視診やレントゲン検査で異常ないといわれた場合、なんで?となりますが、こんなときもしかしてかみ合わせに原因があるのではと思ってください。一度、かみ合わせに精通した歯科医院での受診をお勧めします。
かみ合わせの不調の些細な生体からのサインがあります。ある複数歯がしみる、いつも同じ部位の歯茎から出血する、ある特定の歯が少し揺れる、などです。これらの症状は虫歯、歯周病、象牙質知覚過敏でも現れるごく一般的なものです。これらを自覚したときはやはり一度歯科医院を受診してください。レントゲン検査や視診などで異常がなく、知覚過敏処置やブラッシング指導を受けても症状が消失しないとき、もしかしてかみ合わせが原因ではないかと思ってみてください。かみ合わせに原因がある場合もかなりあります。
歯科領域ではありませんが、かみ合わせが悪いと筋緊張性頭痛や肩こりが出てくることもあります。
やはりかみ合わせに精通した経験をつんだ歯科医師ならこの辺りの診査診断そして治療が可能です。 |
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