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義歯(入れ歯)と義歯安定剤(吸着剤)
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高齢化といわれて久しいです。日本自体の中で高齢者の占める割合が高くなりました。長寿社会の中で健康長寿、「食べることは生きること」が重要視されるべきです。やはり栄養を十分に摂取しないと基本健康にはなれません。
歯を1本も失っていない高齢者の方も増えてきました。ただ、歯を失って義歯(入れ歯)を装着している方も長寿社会ですので増えます。義歯(入れ歯)がぴったりで何の不満もない方はいいです。不満のある方では歯科医に診てもらわないといけませんが、うまくいかないこともあります。そんな時テレビCMでも見かける義歯安定剤(吸着剤)を利用する方も多いと思います。
ただ、義歯安定剤(吸着剤)はあくまで一時的な利用と考えてください。これを長く利用するのは推奨できません。やはり義歯安定剤(吸着剤)がなくても噛める義歯(入れ歯)を作ることです。本筋は上顎から落ちる、口の中で動いてしまう義歯(入れ歯)は不適合ですので、早くそういう義歯(入れ歯)を使うのを諦め、新しい義歯(入れ歯)を作ることです。
義歯(入れ歯)臨床では歯科医師、歯科技工士の技量も問われます。うまくいかずドクターショッピングや、使えずにいる義歯(入れ歯)をタンスに仕舞い込むこともあろうと思います。それでも諦めず探すことです。上手な方はいます。義歯(入れ歯)は人工歯を利用しますので、ある部分現存歯との調和をしていくことが大切です。このあたり経験をつんだ歯科医師・歯科技工士の技量が活きます。
義歯(入れ歯)の不調和で逃避的に義歯安定剤(吸着剤)に頼らず、自分に合う安定した噛める義歯(入れ歯)を作りたいと願い行動してください。決して諦めないでください。 |
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