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歯が折れた
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不慮の事故で歯が折れることがあります。
この場合は一刻も速く適切な処置が必要になります。ここで取り上げるのは喧嘩や不慮の事故以外で歯が折れる場合です。
歯髄(歯のシンケイ)は生存しているとき(有髄)は歯が折れることは稀。多くは歯髄が死んでいるとき(無髄)に起こります。かみ合わせが悪かったり、歯ぎしりくいしばり(ブラキシズム)をしたり、片がみをしたりしますと、ある特定の歯に過重負担がかかります。瞬間的に力がかかり、歯が破折(特に歯根部分)やクラックを生じます。
地震の予知と同様、歯が折れることを事前にいついつどこでと予知はできませんが、リスクが高いことを説明することは可能です。
さて、歯が折れたときにはどうするのでしょう?まずX線診査です。その後破折の部位を確認して、歯の保存可能と判断したら破折片を多くは麻酔処置後除去します。残念ながら歯根の長軸方向(歯根の根尖方向)に縦に破折線があれば抜歯対象になります。
前歯が折れた場合、可能な限り審美的に不都合が生じないように配慮しています。
番町歯科クリニックでは、歯の保存を優先的に考えていますので、歯が折れてもすぐ諦めるのではなく、速やかに受診していただきたいと思います。 |
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