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医療用消耗品は国産で

新型コロナウイルス感染の勢いが止まりません。医療崩壊が危惧されています。重症者用の人工呼吸器も不足、そして人工呼吸器を使いこなせる医療従事者も少ない、そしてコロナ感染者入院用のベッドも収容数に限界がある。次から次に日本の医療現場の脆弱さが露呈されています。この条件下で使命感をもって治療にあたっている医療従事者の方々には頭が下がります。感謝しかありません。
 
歯科医療の現場ですが、安心安全の医療を目指して新型コロナウイルス登場前から衛生面では十分に配慮しています。新型コロナへの危険度では歯科が上位に取り上げられていますが、リスクを認識の上対策をとっています。歯科医療従事者はマスク、グローブ、防護メガネ着用で、切削器具類は全てオートクレイブ滅菌です。またコップ、デンタルエプロン、ヘッドレストカバーなどはディスポの製品を使用しています。
 
新型コロナウイルスの登場でマスクが品不足に直面しています。なぜ?ですがマスクの7割を中国に依存しているからです。新型コロナウイルスで中国においてマスクが必要なのか、国家による輸出規制があり日本でマスク不足に陥っているのです。
 
主にマスクは中国製、デンタルエプロンも中国製、グローブはインドネシアかマレーシア製、ヘッドレストカバーは中国製、防護メガネは台湾製、紙コップは韓国製、滅菌用パックは中国製、体温計は中国製です。国産品を使いたくても商品の種類が少ないのが現状です。多分、感染症用防護服も外国製ではないかと思われます。これらは消耗品です。国内での製造が出来ないと必要なものが供給されず、日本の医療は医療現場で立ち往生してしまいます。
 
今回の新型コロナウイルス感染症が終息したとき、医療用消耗品はぜひ日本で必要になる分は国内製造で賄える体制を構築して欲しいものです。官僚任せにせず政治のすることだと思います。日本の技術力に誇りを持って、医療用消耗品は国産で願いたいものです。

番町歯科クリニック
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